後期 期末試験の季節
2011年03月01日 後期 期末試験の季節
いよいよ３月に入り、平成２２年度も終わりに近づいています。後期の授業も終盤期に入り、各先生方も順次期末試験を行っています。私の授業も、昨日と今日、試験を行いました。
教師としては、その学生の勉強の度合いに応じて結果が出るような問題を作るのが理想です。つまり、勉強した学生、勉強しなかった学生、それぞれ、それなりの厳正な結果が出る試験問題です。
しかし、�啓鐔薺蕕慮�務員試験の出題では、純然たる記述式試験は作文･小論文しかなく、筆記試験のほとんどは五者択一の選択式です。学内試験としても、その選択式を意識せざるを得ません。しかも、定期試験ですから、出題範囲は限定的です。学生も範囲が限定されると勉強しやすいので、一生懸命になります。それらの相乗的な結果として、各科目とも比較的高得点になりがちです。平均点を計算すると、出題が簡単すぎたかと思うほどに軒並み満点が出る場合も時にはあります。
問題作成にはかなりの思考を巡らすのですが、当然ながら、予想より高得点だったり、低得点だったりの誤差があります。もちろん、学生の成績評価は試験の得点だけではなく、出席点や平常の授業態度などの評価も反映されます。それにもまたさまざまな思いを巡らします。不合格者には再試験があり、同じような過程を繰り返すのですが、いずれにせよ、後期末は学年末でもあり、卒業や進級が絡んでくるので、我々教師にとっては非常に悩ましい季節です。
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