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『差別と日本人』

2009年09月27日 『差別と日本人』

朝日新聞2009年9月27日朝刊今朝の新聞の書評欄に、『差別と日本人』(角川書店)が取り上げられていました。これは、野中広務氏と辛淑玉氏とが、現代日本に見られる差別問題について語り合った対談集です。

私も、少し前に読み終えていた本なので、ここで紹介しておきます。『差別と日本人』角川書店刊

 

 

 

 

 

 

私は、子ども時代にストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』は読んだことがありましたが、高校時代に島崎藤村の『破戒』を読んで、日本にもこんな差別の問題があったのかと驚いたことを覚えています。

私はこれまで、新潟、東京、北海道と移り住んで暮らしてきました。その人生の中で、差別そのものの現場を目の当たりにしたことはありません。

しかし、暴力的な発言を耳にしたことはあり、その中に、差別的言辞が含まれていたことはありました。私自身も、言葉の暴力を浴びたことがあり、その経験を忘れることは絶対にありません。だからこそ、差別発言を受けた人が、差別そのものとは別に、悪意ある言葉によって受けた心の傷も、生涯癒えることはないだろうと推察します。

この本にも紹介されている政治家たちの露骨な差別発言のいくつかは、報道でも取り上げられ、人々の眉をひそめさせてきました。彼らがいまだに政治家として表舞台にいられることが不思議でなりませんが、それがこれまでの日本の政治的・文化的風土なのでしょう。でも、これは絶対に変えていくべきことだと思います。そのことに異議を唱える人は、まず、いないと思います。

難しいのは、発言者が善意のつもりで発した言葉の中にも、相手を傷つける言葉が含まれている場合があることです。その種の無意識の差別、暴力は、教師としての私の言動の中にもあったのではないかと思います。これは、当人が善意のつもりでいるだけに、改善するのは実に難しい。しかし、人の心に敏感でありすぎるということはありません。これも、ぜひ改善していかねばならない問題です。

n-25592543 at 23:39 | この記事のURL | |