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One for All, All for One.

2009年06月23日 One for All, All for One.

昨夕の朝日新聞のコラムを見ていて、新発見がありました。

朝日新聞2009年6月22日夕刊それは、「One for All, All for One(ワン・フォ・オール、オール・フォ・ワン)」が、『三銃士』に由来する言葉だったということです。

私がこの言葉を改めて意識したのは、アメリカ映画『仮面の男』(1998年)を見たときだったと思います。映画の中ではダルタニャンと三銃士が決意の行動に出るときに剣を重ねて唱える言葉として、数回出てきました。私は、ずいぶん都合よく現代的な言葉を取り込んだものだな、という感想を抱いていました。それが、朝日新聞のこのコラムによると、何と意外なことに、実はそもそもがアレクサンドル・デュマ原作の『三銃士』に由来する言葉なのだそうです。

ちなみに、『三銃士』はデュマの『ダルタニャン物語』の第一部です。その『ダルタニャン物語』の大部な第三部『ブラジュロンヌ子爵』の一挿話が、通常『鉄仮面』として知られている物語です。映画『仮面の男』は、その『鉄仮面』を、少し設定を変えて映画化したものです。

さっそく、書棚から現物を探し出して該当する部分を探してみました。そして、ようやく探し当てました。

One for All, All for One.多分、左の「四人の心は一つ」と訳されている部分に当たるのだと思います。朝倉剛訳、福音館書店刊『三銃士』の上巻第9章末尾にある部分です。フランス語の原文ではどうなっているのでしょう。映画『仮面の男』は、アメリカ映画なので、そのまま「One for all, all for one.」と英語で言い、確か「我らの心は一つ」と字幕に出ていたと思います。

私がいつ頃からこの言葉を記憶し始めたかは、全く覚えていません。ただ、子供用にリライトされた『三銃士』は小さい頃から何度も読んでいたのに、そこにこの「ワン・フォ・オール、オール・フォ・ワン」があったとは、本当に思いがけない発見でした。

公務員試験の面接では、質問事例の一つに、「好きな言葉(または座右の銘)はあるか」という項目があります。面接練習でこの質問を学生にぶつけると、さまざまな言葉が出されるのですが、バスケット部などの運動部に所属していた学生から、この「ワン・フォ・オール、オール・フォ・ワン」が出てくることがありました。特にチームワーク重視の公安系公務員を目指す学生が掲げる言葉としてふさわしいので、「好きな言葉」が思い当たらない学生には、この言葉を私から例示することもありました。

それが、ラグビー界を中心に広がっている言葉であること、もともとは『三銃士』起源であることを、今回初めて知ったのです。

今回、「ノーサイド」という言葉の使われ方も初めて知りました。紳士的な、素晴らしい言葉ですね。

追記:フランス語の原文は、その後、「Tous pour un, un pour tous.」ということを発見しました。「トゥ・プル・アン、アン・プル・トゥ」と発音します。英語はそのほぼ直訳でした。

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