J'aime Paris! (17)パリのスーパーマーケット
2008年12月15日 J'aime Paris! (17)パリのスーパーマーケット
この日の昼食です。
この日は昼前にパリ三越で自由行動になり、そのまま近くのオペラ座通りのレストランで軽く昼食を摂りました。メニューを選んだ後、注文は息子がやってくれるので、楽でした。アメリカとは違い、チップ社会ではないので、その意味でも気楽でした。
昼食後、探し当てたスーパーマーケットに入りました。やはりオペラ座通りで、確か、「モノプリ」というスーパーマーケットです。
信じられないことですが、フランスにはコンビニがなく、スーパーも数えるほどしかありません。「モノプリ」(Monoprix)の他に、「シャンピオン」(Champion)というスーパーが目についたぐらいです。これは、インスタント食品など出来合いのものを嫌うフランス人の考え方の表れで、それなりに健全ではあるのですが、一時的な滞在者には不便きわまりないことです。渡仏当初、息子が生活の不自由さや困難を感じた最大の要因の一つです。(息子は、他に、インターネット環境の不備や、フランス人の、特に官公庁でのサービス精神、ビジネス精神の無さなどに困惑することが多かったようでした。)
また、公衆トイレも少なく、あっても有料な場合がほとんどのようです。私は、そのスーパー「モノプリ」で、妻子が買い物をしている間に店内のトイレを探したのですが見あたりません。やむなく店員に「トイレはどこか?」と(フランス語で!)聞いたところ、「ない」と言われ、改めて驚きました。確か、地上2階、地下1階の、かなり大きなスーパーだったのですが。
フランスにトイレが少ないのは、フランス人と日本人とでは体質が違うせいもあるという話を、添乗員の人が言っていました。確かに、水が豊富な東アジアと、乾燥気味の西ヨーロッパでは、体内の貯留水分の量が違うはずです。
ちなみに、私は、かつて大学の第二外国語で習ったフランス語を思い出しながら質問したのですが、後で仏語辞典で調べてみると、間違っていました。言い回しが不足していました。通じたのは確かですが。
「モノプリ」のチーズ売り場です。種類の豊富さが、違います。フランスは、チーズ王国でもあります。
「モノプリ」の野菜売り場です。きれいに盛りつけられていて、日本の野菜売り場とは、かなり印象が違います。それは、展示方法の違いだけではなく、ものの見方、あるいはもっと大きな世界観のようなものの反映かもしれません。体質が違うと、トイレのあり方ばかりではなく、日常の考え方そのものが根本的に違うような気さえします。
トマトの一種です。表面に溝が入っているのが目を引きました。輪切りにすれば、面白い輪郭線になりそうです。たぶん、中身も、日本で生産している瑞々しい(水っぽい)ものとは違うのではないでしょうか。
半年以上にわたって掲載させていただいたこの「J'aime Paris! 」シリーズも、全21回で完結しました。バックナンバーは下記のとおりです。ぜひ、ご利用下さい。
- J'aime Paris! 私♡パリ
- J'aime Paris! (2)シャルトル大聖堂
- J'aime Paris! (3)シャンボール城
- J'aime Paris! (4)アンボワース城
- J'aime Paris! (5)シュノンソー 貴婦人たちの城
- J'aime Paris! (6)モン・サン・ミシェル
- J'aime Paris! (7)サン・マロ
- J'aime Paris! (8)オンフルール
- J'aime Paris! (9)ルーヴル美術館
- J'aime Paris! (10)ヴェルサイユ宮殿
- J'aime Paris! (11)ユーロ紙幣
- J'aime Paris! (12)国民議会
- J'aime Paris! (13)オペラ座
- J'aime Paris! (14)コンコルド広場
- J'aime Paris! (15)マドレーヌ寺院
- J'aime Paris! (16)エッフェル塔
- J'aime Paris! (17)パリのスーパーマーケット
- J'aime Paris! (18)サン・ミシェル広場近くのアパルトマン
- J'aime Paris! (19)シャンゼリゼ大通りを歩く
- J'aime Paris! (20)教会と乞食
- J'aime Paris! (21)最終回:ノートル・ダム大聖堂など
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