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パソコン雑誌と公務員受験雑誌

2006年07月26日 パソコン雑誌と公務員受験雑誌

購読を申し込んでいる書店から、「『アスキー』8月号が届きました」と電話があったのが20日。「今月号で休刊になるそうです」と話が続き、「えーっ、そうですか?!」と、大変驚いた。

最終号2種その後、未読だった19日付け朝日新聞朝刊にも、〈「月刊アスキー」という誌名は残すが「パソコン総合雑誌」の看板を下ろし、10月発売の12月号から内容を一新する〉という記事が出ていたのに気がつく。

(写真は、休刊になった2誌の最終号。これが文学系雑誌の創刊号や終刊号なら高値が付くこともあるのだが…)

書店で買ってきた『アスキー』(写真左)の編集後記には、「突然ですが、…今月号をもちまして、PC誌を卒業させていただきます」という「卒業宣言」が載っている。編集部にもかなり突然の休刊だったのではないか。350号という切りの良いところで、という経営サイドの決断だったことを想像させる。「リボーンまで、あと99日」と同ページにあり、asahi.comには「『IT(情報技術)ビジネス雑誌』として生き残りを図るようだ」との観測もある。

全くの初心者としてパソコンを始めて20数年、パソコン業界では先行特権はないと言われるが、確かに私はいまだに初心者のままである。その間、時々の浮気を挟みながら、『アスキー』を購読していたのはかなりの長きにわたる。しばらくはネット上の情報で間に合わせようかと考えながら、ふと、「パソコンとインターネットの普及に伴い」(朝日新聞)、「私たちの使命は、少なからず果たされた」(アスキー)ということが、まさに現実であると悟る。

と同時に、アスキー編集部と同じく二種の感慨が湧く。インターネットがそこまで普及してきたか、ということ。また、パソコンがそれほどまでに当然の日常のツールになってきたか、ということ。

これはどの分野でも言えることで、行政学科が目指す公務員の世界でも例外ではない。民間企業では就職試験エントリーをインターネットによっておこなうのが当然のようになって久しい。公務員試験も、主要官公庁は既に正解発表や合格者発表がインターネット上に公表されるようになっているが、募集案内や受験申込書のダウンロード、エントリーまで行える自治体も続々と増えている。「ITデバイド」と呼ばれる、コンピュータが使えるか使えないかの格差が増大しつつあるのを実感する。学生全員にPCを配布し、学内ITインフラ(基礎設備)の整備が進んでいる工学院の有利さを思わずにはいられない。

ところで、この話で思い出したのが、2004年11月号で休刊になった実務教育出版の初級公務員受験雑誌「こうなろ」(写真右)。やはり書店から、今回と全く同じ経緯で休刊することを知らされた。初級公務員受験の情報誌としてそれなりに重宝していたが、今では上中級公務員受験雑誌「受験ジャーナル」の別冊として、年3回の初級公務員の特集号の名前としてしか使われていない。時代の変遷の早さを感じ、無常の感に打たれる。

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